変形性膝関節症と言われました。
薬や手術は今のところ考えていません。
何かできることはありますか?
それでは、変形性膝関節症の運動療法を見ていきましょう。
運動療法を中心に ランキング形式で書いていきます。
①体を痛めにくい
②理論的に効果が期待できる
③取り組みやすい
という観点から、おススメの運動療法をランキング形式で見ていきましょう。
変形性膝関節症ーストレッチ・運動のやり方
1位:ストレッチをする(特に股関節)
先ずは、股関節のストレッチです。
膝のストレッチではないのですか?
そうなんです。
膝の病気ですが、股関節のストレッチなんです。
周囲を柔らかくすることで、膝にも良い影響を与えます。
大体の人は、「膝が悪いので 膝を柔らかくしよう」と膝にばかり意識をもっていって 膝が痛くなるまで膝のストレッチをしようとします。
そこで、痛くない部分に意識を分散させるように 股関節のストレッチを提案します。
股関節が柔らかくなれば、膝や腰の負担も少なくなるんです。
同時に、意識をしていない間に 膝のストレッチにもなっています。
下のイラストを参考に、少しずつストレッチをしてください。
ストレッチのやり方は沢山あります。
自分で工夫して、自分に合ったストレッチを開発してください。
<ストレッチのコツ>
ストレッチとは”筋肉を伸ばす”ことです。
ダメなストレッチをしたら、悪い結果しか出ません。
股関節の良いストレッチのコツは
・股関節の力をできるだけ抜く
・ゆっくりと 自然に呼吸する
・穏やかな気持ちでストレッチをする
・ジワーとゆるめる様にする(反動はつけない)
・初めのうちは短時間で行う
・筋肉が痛気持ちいいくらいがちょうど良い
・猫が伸びをするようにしながら 動物的な動きでストレッチをする
・頑張りすぎない
等があります。
ストレッチの世界は深いですよ。
下の記事でストレッチについて詳しく説明しています。
2位:散歩をする
次に散歩です。
近所を歩くだけでも 良いことが沢山ありますよ。
ただし、歩く時の”心構え”があります。
”心構え”?
そうです。
気持ちの持ち方を少し変えるだけで、さらに良い”散歩”になりますよ。
手軽にできるのは 散歩です。
天気の良い日に歩くのは 楽しいですよね。
気分転換にもなって、良いことばかりです。
散歩をする時のコツがあります。
・楽しい気分で歩く
(⇒楽しい気分で歩くと、適度に体の力が抜けます。軽く・しなやかに歩けるんです。)
・つま先で蹴って歩かない
(⇒1か所に力をかけて歩くと 体にひずみがきます。動物のように 全身をしなやかに使いましょう。)
下の記事で力を抜いて歩く理由を書いています。
3位:プールで歩く
最後に ”プールで歩く”です。
お金はかかりますが、リスクは少なく、良い運動になります。
友達も「歩きに行っている」と言っています。
浮力で膝にかかる負担が少ないんですよね。
その通りです。
行けば”はまる”かもしれないので、一度行ってみて下さい。
プールで歩くメリットは沢山あります。
・体重が軽い状態で歩ける
(浮力により体重が軽くなり、膝への負担が減る)
・歩く時に適度な抵抗があり、筋トレにもなる。
(水の中を歩こうとすると 水の抵抗で体を前に進めにくいです。)
・全身運動になりやすい。
ただ、お金と時間がかかるので、可能な方は試してみて下さい。
まとめ
今回の話は如何でしたか?
ストレッチや散歩は今からでも出来ます。
始めてみると、自分なりの工夫を沢山しますよね。
その中に、私がおススメする工夫も取り入れてください。
関連記事: