骨折


皆様、こんにちは

今日は、骨折の話です

まずは私の話(骨折しました)昔のことですが・・・

皆さん、骨折したことありますか?

私は1度だけあります。

中学校3年生の塾の帰りです。塾へ一緒に行ってる友達と、広い場所で自転車のレースを毎日やってたんです。

予想つくと思うんですけれど、そこですごく角度をつけて、ぎゅっと曲がる時に

ズル

コテン

ポキ

という感じで、左の足首の外くるぶしのところを骨折しました。

ちょうど、11月か、12月頃の寒い時でした。いわゆる受験勉強の追い込みの時ですよね。
まあ、そんなこともあって・・・第一希望の進学コースには進めずに、普通コースに進むことになりました😢

そういうことを思い出します 。

その頃は全然医者になるつもりなんてなかったですし、医者にかかったこともほとんどありません。

しいて言えば、小児科で風邪を引いた時ぐらいでした。

その時初めて整形外科を受診して、 それでギブスを巻いてもらって通わせていただきました。

無事、骨折は治って、普通に、特に問題もなく歩けるように走れるようになりました。

皆さんは骨折したことありますか~骨折治療の流れ~

皆さんも骨折したこと ご自身、もしくは家族の方でおられると思うんですけれど、骨折してたらびっくりしますよね。

骨折した時に、医者側がどういう形で骨折を見て、どんな感じで直していこうかなと考えるのか、そういったことを聞いていただきたいなと思います。

今日は 、特に大人の方に向けた話です。

まず骨折すると~整復

初めに必要なことは整復です。整復っていうのは、中学校の制服とか、高校の制服とは違います。

わかってますよねえ・・・

整復っていうのは、できるだけ元あった状態に近い状態に戻していくっていうことです。

初めからずれてない、・少し「ヒビ」があるような骨折の場合は、それで安定していたら戻す必要はないんです。

けれど、「ヒビ」が入っている以上の骨折だと、ポキッとなってずれてることがあります。

ずれた状態のまま、骨はひっつくこともできるんですけれど、それではその後の生活がすごく困ります。

そこで、整復と言ってえ、できるだけ元あった状態に近い状態、 もうほぼほぼ元の状態を目指して整復をします。

よくあるのは、 手首の骨折です。

例えば手前側にゴキっとずれていたら、麻酔をして、それを逆側に折るぐらいの勢いでボキッと戻したりもします。

その時に、痛みがすごく強くなりそうなら、もっと本格的な腕全体を麻酔することもあります。

一瞬の痛みなんで、ある程度は我慢していただいて、それで戻るかなっていうことなら、その場所(骨折のところ)に直接麻酔薬を打って、それでしばらく効いてきた ぐらいかなと思う時に、ボキっと元通りに戻すことがあります。

整復した後は固定

それで、ある程度いい形に戻ると、それでギブスを巻いて治療っていうことになります。

その時に戻り方が甘い、もしくはいい形で戻るんだけど、グラグラしているな、 という時に手術も含めて考えます。

戻り方が甘いと、どうしてもその状態でひっついてしまうと、 その後の生活に不具合が生じます。

それは困りますよね。その先何十年も生きる方が多いんで、できるだけ元の状態に戻すことが大切です。

その状態に戻して、 それで安定していれば、ギブスを巻いたりします。

そういうギブスを巻いたりして、大体固定する期間には目安があります。

(もちろん、場所にもよりますし、 その方の年齢にもよりますけれど)

大体3週間ぐらいは最低ラインとして目安にします。

(元ある骨の強さが100、骨折したら、骨の強さが0になるとすると)大腿3週間ぐらいで50近くになると思います。

それぐらいの強度が 3週間ぐらいで出てくると思います。

3週間で、ギブスを外したり、もしくはギブスを短くしたりします。

ただ、もちろんどんなことにも例外はあるんですけれど、そういった例外も含めると、大体3週間から8週間ぐらい固定します 。

固定の後はリハビリ

そのあとリハビリです。

手の場合は「自分の力でどれぐらい動かしてくださいね」ということから始めます。

例えば、自分の力で曲げたり、伸ばしたりしてくださいっていうのが第1段階目です。

その次の段階は、「誰かに手伝ってもらって、曲げたり、伸ばしたりしてください」です。

足の場合です。

足の場合は、 体重がかかってしまいます。

そこで、まずは「体重を自分の体重の4分の1だけかけてください」という具合から始めます。

例えば体重60キキロの人なら、4分の1と言ったら15キロぐらい。

両方松葉杖をついて、片足をついて、体重計に乗って、大体15キロぐらいのところを目安にします。

それぐらいの、体重のかけかたを始めます。

それで、一週間ごとに増やします。

「その次は体重の2分の1で30キロ」そういった具合です。

その後も、1週間ごとに40キロから50キロぐらい、最後に全部体重をかけていくっていう形で、1週間ごとに体重をかける重さを変えていきます。

そういった指導を徐々に続けていって、「最後には走れるように」っていうような許可を出します。

大体、スポーツ復帰まで、ざっくりと3カ月かかります。

元ある骨の力が100やとしたら、それに近い (100に近い)強さになるまで3か月ぐらいかかるんです。

それからスポーツ復帰をしていただきます。

「骨折の治療法」ざっくり言うとそんな感じです。