子供が蚊に刺されると、驚くほど腫れて なかなか治らないんです。
子供はそうなり易いですよね。
特に子供は、蚊に刺されると ひどく腫れることがあります。
蚊に刺されてアレルギー反応が起こって、掻くことで更にひどくなって・・・
そうこうするうちに、段々とひどくなって・・・
この状態を 慢性痒疹(ようしん)と言います。
どうすれば良いのでしょうか?
実は 私の子供も蚊に刺されるとひどく腫れので、アレルギー反応が起こる前に ステロイドの塗り薬を塗ります。
ひどく腫れてから 多くのステロイドの塗り薬を長期間塗って抗アレルギー剤を飲むよりも、初めに少しの塗り薬を素早く1回だけ塗るほうが理にかなっていますよね。
虫に刺されたら 直ぐにステロイドを塗る⁉
蚊に刺されると 痒いですよね。
『蚊に刺されても 放っておいたら治る』ので、私も頑なに 塗り薬なんて塗りませんでした。
しかし・・・子育てをして、子供の虫刺されで”痛い経験”をして・・・
私の【勝手なこだわり】は、捨て去りました。
虫刺されは なぜ痒い?
先ずは、“なぜ痒くなるのか”を見ていきます。
虫の唾液腺からの分泌物に対するアレルギー反応なんです。
蚊やアブなどが血を吸う時に、唾液腺からの分泌物が体に入ってしまいます。
それに対してアレルギー反応が起きるため、痒くなるのです。
自分の体が反応しすぎると、ひどい痒み・腫れがでてしまいます。
本人の体質に依るところが大きいんです。
特に子供は、腫れやすいです。
ステロイドの塗り薬の種類
ステロイドの塗り薬には 多くの物があります。
そこで、強さによって5段階に分けます。
代表的なものを 下表に書きます。
皮膚科の医師もこの表を参考にして、皮膚の状態・塗る場所によって、どの強さのステロイドを使うのかを決めるのです。
永久保存版ですよ!!
市販されているステロイドの塗り薬
先ほどの表を見ると、下の3段階の部分にだけ 市販薬が書いてあります。
”強力”~”弱い”ものは 市販されているんです。
上の表の赤字で書いたものです。
”強力”の部類に入る”ベトネベート軟膏”は病院でもよく処方する薬ですし、適切に使えばかなり効果のある薬です。
実は、100種類以上の外用薬が市販されているんです。
選択肢が多すぎて、迷いますよね。
そこで、おススメの塗り薬をランキング形式で書きました。
ステロイド塗り薬市販薬ランキング
市販されているステロイドの塗り薬をランキング形式で紹介します。
虫刺され編
1位 ベトネベートN軟膏
病院ではおなじみの、リンデロンVG軟膏とほぼ同じです。
ベタメタゾン吉草酸エステル(ステロイド:強い)に、抗菌作用を有する抗生物質フラジオマイシン硫酸塩を配合しています。
2位 フルコートF
ベトネベートと同じく、強いステロイド外用薬です。
フルオシノロンアセトニド(ステロイド:強い)にフラジオマイシン硫酸塩(抗生物質)を配合しています。
3位 ムヒアルファSⅡ
デキサメタゾン酢酸エステル(ステロイド:強い)に、抗アレルギー剤(ジフェンヒドラミン塩酸塩)などを加えたものです。
ムヒの中にもステロイドが入っていたのですね。
口内炎編
口内炎にもステロイドの塗り薬を塗ります。
早めに塗るほうが 早く治りますよ。
クイックケア
トリアムシノロンアセトニド(ステロイド:中等度)を含んだ、口内炎専用の薬。
これを塗って、痛みから解放されましょう。
パッチ(貼るタイプ)もあります。
頭の痒み編
ムヒHD
プレドニゾロン吉草酸エステル酢酸エステル(ステロイド:中等度)に、抗アレルギー剤(ジフェンヒドラミン塩酸塩)などを加えたものです。
液体なので、頭にも塗りやすいです。
病院での虫刺され時の薬は
”最強”~”かなり強力”のステロイド外用薬・抗アレルギー薬
病院へ相談に行くほどの虫刺されの時は、かなり強いステロイドの塗り薬が必要です。
・塗り薬だけで良さそうな場合:”最強”~”かなり強力”のステロイド外用薬
・痒みを伴う場合:”最強”~”かなり強力”のステロイド外用薬+抗アレルギー剤
・痛みを伴う場合:”最強”~”かなり強力”のステロイド外用薬+ロキソニン
まとめ
虫刺されの場合、腫れがひどくなる前に 強いステロイドを塗るほうが良いと思います。
特に子供の虫刺されはよく腫れますよね。
夏は カバンにステロイドを!(私は入れています)