コロナウイルスは、どの程度の期間 生きれるのでしょうか?
実は、環境によって生きれる時間が大きく違うんです。
乾燥した空気に浮かんだ状態では 秒単位で死滅します。
ところがプラスチックやステンレスの表面では、数日間程度生きることが分かっています。
コロナウイルスの生存期間
コロナウイルスについて
ヒトに感染するコロナウイルスは7種類あります
ヒトに感染するコロナウイルス
・新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)
・SARS-CoV
・MERS-CoV
・ヒトコロナウイルスOC43
・ヒトコロナウイルスHKU1
・ヒトコロナウイルスNL63
・ヒトコロナウイルス229E
2020年現在 世界で猛威を振るっているのが、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)です。
2003年に流行した重症急性呼吸器症候群 (SARS) の病原体として同定されたものと、非常によく似ています。
元々は 風邪の病原体として知られていたコロナウイルスですが、MERS・SARS・新型コロナウイルス感染症と、肺炎となり死に至るウイルスとして多くの方が知るようになりました。
生存期間はどれくらい?ー物の表面
プラスチックやステンレスの表面では数日間生存します¹⁾
SARS-CoV-2の生存期間(感染性が保持される期間)についての話です。
注目すべきは、金属やプラスチックの表面でも数日間生存するということです。
ドアノブの材質はステンレスのことが多いです。
つまり・・・ドアノブにコロナウイルスが数日間つきっぱなしに・・・なんてことも。
パソコンのキーボードにも注意が必要です。
プラスチックの表面(キーボード等)でもコロナウイルは数日間生き延びます。
机やドアノブ・パソコンの表面にも数日生存していることがあるのですね。
空気中での生存期間は?
空気中でも3時間生存する¹⁾ー湿度が高い場合
空気中にミストの様に浮遊させたコロナウイルスの生存期間を観察した研究があります。
その論文(参考文献2)によると、
温度21-23度 湿度65%の条件で、ウイルスを含んだ液体を粒径5㎛以下のエアロゾル状態とし、空気中での生存期間を調べています。
この結果、3時間後でもウイルスの生存が確認されています。
この論文で注目すべきは湿度です!
つまり、コロナウイルスは湿度が高いと空気中でも生き残りやすいという事実なんです。
この論文を作成するに当たって研究者は、「湿度が高いほうがコロナウイルスが生き残りやすい」と考えて湿度が高い条件を設定したと思われます。
雨の日は、特に注意する必要がありますね。
湿度に関しては、こちらのページで詳しく書いています。
コロナウイルスは空気感染することがあります。部屋が乾燥しているか・加湿しているかで、コロナウイルスに感染するかどうかが変わります。乾燥している方がコロナウイルスは死滅しやすいんです。空気感染を防ぐには、換気・乾燥が大切なんです。
コロナウイルスの弱点
熱・乾燥・アルコール・次亜塩素酸に弱い
もちろん コロナウイルスにも弱点があります。
熱・乾燥・アルコール・次亜塩素酸に弱いです。
簡単に手に入るのはキッチンハイターです。
キッチンハイターを使って消毒液を作ろう
1リットルのペットボトルに水を入れて、キッチンハイターを25ml(キャップ1杯位)追加すると次亜塩素酸0.05%が作れます
1リットルのペットボトルに水を入れて、キッチンハイターを50ml(キャップ2杯位)追加すると次亜塩素酸0.1%が作れます
また、花王の「キッチン泡ハイター」は、薄めずにそのまま0.1%の次亜塩素酸ナトリウム液として使えます
対策
・トイレは清潔に:1日1回以上 次亜塩素酸0.1% 又は 70%以上のアルコールで消毒する
・ドアノブ・キッチン・テーブル・リモコンを 次亜塩素酸0.05% 又は 70%以上のアルコールで消毒
・人の集まる場所で 加湿しない
参考文献)
1) Aerosol and Surface Stability of SARS-CoV-2 as Compared with SARS-CoV-1 : N Engl J Med 2020; 382:1564-1567
2) 白木公康、木場隼人 :新型コロナウイルス感染症(COVID-19)のウイルス学的特徴と感染様式の考察. 日本医事新報No5004:30-37.2020