新型コロナウイルスは 空気感染するかもしれないと聞きました。
本当にそのようなことがあったのですか?
中国の広州市のレストランで 2020年1月に集団感染が起こりました。
その状況を分析すると、空気感染がありそうです。
具体的なテーブルの配置や 発症日を見ましょう。
新型コロナウイルスと空気感染
新型コロナウイルスは その感染力のすさまじさから世界中に広がっています。
新型コロナウイルスの主な感染経路は 飛沫感染と接触感染です。
しかし、これだけでは説明できない事例があります。
中国 広州市のレストランで発生した集団感染です。
空気感染を疑います。
先ずは 関係図を見てください。
2020年1月24日 窓のないレストランで、エアコンの送風によりA1(赤丸黄色)の無症候者からBテーブルへエアロゾル粒子が飛び、空気が左の壁にぶつかって戻る時にCテーブルの人にもうつるという集団感染がおきました。
普通の飛沫では届かない距離にいる人に感染しています。
この図を見ると、空気感染はあると考えて行動するのが良いでしょう。
尚、空気感染を予防するには 換気したり 空気を乾燥させる(除湿する)方が良いです。
そちらについては、以下の記事を参考にしてください。
コロナウイルスは空気感染することがあります。部屋が乾燥しているか・加湿しているかで、コロナウイルスに感染するかどうかが変わります。乾燥している方がコロナウイルスは死滅しやすいんです。空気感染を防ぐには、換気・乾燥が大切なんです。
参考文献)
COVID-19 Outbreak Associated with Air Conditioning in Restaurant, Guangzhou, China, 2020( CDC Research Letter)(https://wwwnc.cdc.gov/eid/article/26/7/20-0764_article)