圧迫骨折の治療は大きく分けて装具(コルセット)・薬・手術の3種類があります。
装具(コルセット)について 見ていきましょう。
圧迫骨折ーコルセットは大切ですよ
装具療法
母親は 圧迫骨折と診断されました。
気になるのは 今後の治療です。
では、圧迫骨折の治療について説明します。
圧迫骨折と診断した場合、通常はコルセットを作ります。
コルセットを装着することで 今よりも骨折部が悪くならないようにします。
では、すぐにコルセットをつけるんですね。
それが理想的なのですが、専門の業者にお願いするオーダー品のため、採寸してから1週間くらいかかります。
そうなんですか。
それまではどうしていたら良いのですか?
寝転んでいるのが 骨にとっては理想です。
しかし、寝たままだと 筋肉や精神面で問題が起こることもあるため、痛まないようにゆっくりと動くのは可能としています。
背骨を曲げないようにしておくことが重要です。
脊椎圧迫骨折では 骨折した部分を守るために コルセットをつける方が良いです。
脊椎圧迫骨折が起こり易い場所(第12胸椎から第2腰椎)の骨折では
からだの前側は 恥骨から おっぱいの下くらいまで
体の後ろ側は肩甲骨の下くらいまで
のコルセットを作ります。
コルセットの素材は プラスチック製の堅いものや メッシュの比較的柔らかいものまであります。
骨折の状態・年齢・本人の性格・活動性・骨粗しょう症の度合・受傷状況等から 主治医が総合的に判断します。
大きなコルセットを付けるのですね。
なんだか 息苦しそうですね。
コルセットの目的は 体の動きを制限するためだから、良く効くコルセットはそれだけ大きいものになります。
自分の体を治すためだから、頑張ってつけましょう。