20代腰痛

腰椎椎間板ヘルニアー診察6回目ー会話形式

最後の診察日です。
ようやく痛みがなくなってきました。
心配なのは 今後再び 同じような痛みが来ないかです。

診察前

診察前の心境
腰痛男

良くなってきて嬉しい。
痛くない時間がほとんどだ。

痛んでいたことを 忘れそうだ。
薬も減らしていきたいなぁ。

診察

医者正面

こんにちは


腰痛男

こんにちは


医者正面

その後の痛みはどうでしょうか?


腰痛男

かなり良くなってきました。
日常生活で痛みを感じることはありません。
ただ、走ったり運動したりするのは怖いので 無理はしていません。


医者正面

ずいぶんと楽になってきたんですね。
それは良かったです。
診察します。

ふくらはぎの外側の感覚はしっかりわかるんですね。
下肢の力もしっかりしていますね。
足の甲の動脈もしっかり触れます。
膝の腱反射も正常です。

腰骨を押さえても痛まないですね。

仰向けになって 左足をまっすぐ上げても痛みませんね。

今後も 症状に応じて 薬の種類や量は調整します。痛みが一時的に強くなれば 今までしたようなブロック注射(硬膜外ブロックや神経根ブロック)をします。

また、症状がひどくなったり 繰り返すようであれば 手術も選択肢の一つだと思います。その時は 背骨専門の先生に紹介します。

飲み薬は ロキソニン・ムコスタ頓服で出します。
痛みがひどくなってきたら リリカを出すこともできますので 相談しに来てください。

豆知識
背骨専門の先生
がおられます。

ほとんどの場合、整形外科脳神経外科の先生です。(病院や診療所によって 担当される先生が整形外科の先生であったり 脳神経外科の先生であったりします。)
脊椎脊髄外科専門医の認定を受けている先生もおられます。
先生によっては 手などの骨折は診察せず、背骨付近の病気のみに限定して診療される方もおられます。(逆に、整形外科の他の部分も診療されていて、特に背骨の部分を専門とされていて そちらも より高いレベルで診療されている先生もおられます。)

医者
手術の方法は様々です

最近は内視鏡を用いて手術をする施設が多いです。

手術する範囲が広かったり 手術する部位によっては 内視鏡を使わない手術をします。
施設によっては内視鏡の代わりに 顕微鏡を使います。

背骨がぐらぐらしている人には 固定術といって、ボルトなどを用いて背骨同士が動かなくする手術をすることもあります。この場合大きい手術になるので、手術後の痛みは長引きますし 手術後にコルセットをすることが多いです。

腰痛男

痛みが減ってきたので 本当に良かったです。
薬も 痛いときにだけ飲むようにします。
痛みが強くなってきたら 早めに相談に来ます。
ありがとうございました。


医者正面

お大事に。

診察後

先生の頭の中
医者

日常生活がほとんど痛みなく出来るようで良かった。
ヘルニアと神経の部分での炎症が落ち着いたのであろう。
今後は ヘルニアが自然吸収されていくと良いのにな。

診察後の心境
腰痛男
薬も減ったし、痛みも減ったし、とりあえずは一段落だ。

仕事も溜まっているし、体に気をつけながら 少しずつこなしていこう。それにしても 2回目の注射は痛かった~。