腰痛男

今日のお題は『レントゲンではヘルニアは見えない』です。

私が病院で診察しているときに、前の病院でレントゲンを撮って、「ヘルニアがある」と言われましたっていう風なことをおっしゃる方がおられるんですけれど、残念ながらレントゲンでは必ずしも正確にヘルニアはわかりません。実はレントゲンではヘルニアは見えないのです。

レントゲンで、「ヘルニアがありそうだな」と思っていても、MRIで調べるとヘルニアがないことがあるんです。結構これが高い確率であるんです。

逆に「いや、ここはヘルニアないやろう」って思うところにヘルニアがあったりするんです。 MRI っていうのは1億円前後するかのですが、大きい病院なら2週間待ってようやくできるような検査です。もちろん、レントゲンや症状である程度予想はしながら見るんですけれどあくまでやっぱり正確な判断はできないんです。実際初期には、患者さんをいろいろな角度で見て、総合的な判断をすることでヘルニアかどうか予想して決めていくっていうことになります。痛い場所はふくらはぎの外側ことが多く、寝転んだ状態で足を30 CM 位あげるだけでそれで痛いところがビリビリと痛くなるって言うことなら、まず間違いなくヘルニアが足の神経を押してるっていう可能性が高くなってきます。

後はどういう時に痛みが出てきたかっていうことにもよります。例えばバーベルを上げている。そのハードルを上げている途中で腰が痛くなって、その後もそうした痛みが続く場合は、おそらくはヘルニアだなっていうふうにこちらも予想はします。

後は足が痛む場所、ふくらはぎの外側が多いといっていましたけれど、多くの方はふくらはぎこの外側が痛くなります。第4腰神経、第5腰神経、そういった神経がこの場所を痛くするんです。この部位にはヘルニアが出やすく、ふくらはぎの外側が痛くなるって言うことは確率的にはヘルニアが出てそれで痛いんだなっていうふうに予想します。ただし、ほかの部位のヘルニア、例えば股関節の付近が痛くなることもあります。この場合にはもっと上の所にヘルニアがあるのかなっていうふうなめで、初めから腰の MRI の画像をチェックするようにしています。

というわけで今日のお題は『レントゲンではヘルニアは見えない』というお題でした。

 

上記は、私が配信しているラジオ【スタンドFM】の内容です。

以下に、スタンドFMのURLを貼り付けますので、良ければ聞いてください。

♯2 腰椎椎間板ヘルニア〜レントゲンではヘルニアは見えない