脈波伝播速度

血管年齢とは・・・PWV(脈波伝播速度)を測定しました

先日 スポーツイベントに行く機会があり、血管年齢を無料で測定してもらいました。

指先にクリップを挟むだけの簡易な検査法です。

私の年齢は47歳。

果たして結果は・・・

なんと 血管年齢は 26歳でした。

脈波伝播速度(みゃくはでんぱそくど:Pulse Wave Velocity:以後、PWVと書きます)を測定して、血管年齢を予想しています。

PWV(脈波伝播速度)の意義

PWVとは 一体何の目安になるのでしょうか?

実は、血管の硬さの目安となります。

若い頃は血管が柔らかく(弾力があり)、歳をとると硬くなります。

多くの人のPWVを測定し、年齢ごとの平均値を出します。

自分のPWVと比較すると、血管年齢が出てくるのです。

PWV(脈波伝播速度)とは

そもそも、PWVは 何を測っているのでしょうか?

PWVは、血管を伝わる波のスピードを測っているのです。

心臓から送り出される波が どのくらいのスピードで血管を伝わるか・・・

柔らかい血管(若い血管)なら、波はゆっくりと伝わります。
(血管の柔らかさで波が干渉されます)

硬い血管(老いた血管)なら、波は早く伝わります。
(血圧も高くなります)

一般的には、2か所でPWVを計測して、到達時間の違いから 脈の伝わるスピードを計測しています。

なぜ指先だけの計測で PWVが分かるのか

今回 スポーツイベントで測ったPWVは、指先だけで測るものでした。

私は、この部分が理解できなくて 色々調べることにしたのです。

(2か所で測ればスピードが分かるが、1か所で測っただけでスピードが測れるのか不思議に思った)

正解は、”1つの脈波を分析してPWVを予想する”というものでした。

指先の脈波を分析すると、PWVをを予測できるのです。

上の写真のPWVを2回微分すると、加速度脈波が出てきます。

それを分析すると、
・血管の硬さ(器質的血管年齢)
・脈波伝播速度(機能的血管年齢)
が分かります。

詳しくは、以下のサイトに書いてあります。

フクダ電子-加速度脈波早わかり

まだまだ若い?

勤務する病院で血管年齢を測ってみると・・・

40代後半でした。

計測方法が違うので、結果が異なるのでしょうか?

しかし、病院で測った機械のほうがより正確なものです。

指先の血管は26歳で、体の中心の血管が40代後半なのでしょう!!!

ちょっと・・・随分がっかりしました。