子供が病院へ行ったとき、泌尿器科の先生におちんちんを見てもらう機会がありました。
そうしたら、「ほうけいは早めにむいた方が良いよ」と言われました。
その時にお願いしたら、1/3くらい むいてもらえました。
では、しばらく通院されるのですか?
そうです。
週に1回くらい行って、その度にむいてもらいます。
家では毎日お風呂の時にむいて、その後むいたところにロコイドという塗り薬を塗ります。
家でむく時には 痛がりますよね。
でも それをしないと、せっかくむいてもらった所がまたくっつくから、むかなきゃダメなんですよね。
しばらくは頑張ります。
アッ!
本当に頑張るのは子供ですよね(笑)
子供の『ほうけい』・・・ステロイドでむく
我が家にも男の子が二人います。
泌尿器科の先生に聞いてみたら、『早めにむいた方が良いですよ』という意見でした。
確かに、大きくなるにつれて親の話は聞かなくなるし、『もっと小さいうちにむいておいた方が良かった』と思いました。
目安としては、幼稚園の時期です。
今回は、子供の包茎の話です。
複数の泌尿器科の先生の話を参考に記事を書きます。
自宅でできるむき方ー初級編
はじめの一歩が大切です。
初めは軽く・痛くなく から始めましょう。
お風呂に入っている時『むきむきたいそうーー』と言いながら、ゆっくりとむきましょう。
お風呂に入って 皮膚をふやかして、とにかくゆっくりと ジワー―とやることが大切です。
先っぽの皮がズレてきて、おしっこの出る穴(尿道口)が見えてきますね。
この初級編だけでも、何週間か続けると徐々にむけてくることがあります。
自宅でできるむきかたー中級編ーステロイドの塗り薬
中級編では塗り薬を使います。
思春期には男性ホルモン=ステロイドホルモンが増えるという生理現象に基づいて考案されました。
我が家でも、この方法を取り入れました。
①お風呂でおちんちんをできるだけむく
②塗り薬(ロコイド軟膏)を親の右手の人差し指に少量付けておく
③その日のマックスまでむいたところで、むけた部分に塗り薬を塗る
④皮をもとの状態(かぶった状態)に戻す
塗り薬(ステロイド)を塗るメリットは、
・思春期の男性ホルモンによる作用
・塗り薬を塗ることで、1度むけた部分がくっつきにくくなる作用
があります。
ロコイド軟膏ですが、ネットでも同成分の軟膏が購入できるので 後で紹介します。
数か月間 塗り薬を続けても効果が無いようなら、泌尿器科か小児科の先生に相談する方が良いです。
自宅でできるむきかたー無理やり編ー痛いです
中級編を しつこく・力強く行います。
痛いですが、こういったことも必要な場合があります。
自宅でできるむき方ー上級編ーキシロカイン
痛み止めの効果のある塗り薬を使います。
病院では、『キシロカインゼリー』という塗り薬があります。
小児科か泌尿器科を受診して、事情を話して 処方してもらいましょう。
①痛くない範囲で、むけるだけ おちんちんの皮をむく
②上の写真の部分に キシロカインゼリーを塗る
③数分待ってから 少しづつむいてく
④少しむけて 痛みが出てくれば、再びキシロカインゼリーを塗る
⑤終わる時は、ロコイド軟膏を塗って 皮を戻す
痛み止めの麻酔薬(キシロカイン)配合軟膏も市販されています。
商品の紹介はしますが、本来は違う病名で使うものなので、使用する時は自己判断でしてください。
目標はどんな状態
皮がむけ切った状態は、下です。
ここまでむけたら大成功です。
ただし・・・安心して何もしなければ、皮はまたひっついてしまいます。
そこで、下図の様に数日は塗り薬(ロコイド軟膏)を塗りましょう。
そして、皮をかぶった状態に戻します。
その後は、お風呂の時に毎日『おちんちんをしっかりとむけるか』を確認して、きれいに洗いましょう。
市販の塗り薬について
ステロイドの塗り薬
こちらのページで使用する塗り薬です。
市販されているものとして ロコイダン軟膏があります。
ロコイド軟膏と 有効成分は同じです。
キシロカインの塗り薬
病院で出されるキシロカインゼリーと同様の効果が期待できます。
本来は、『きり傷・すり傷・かき傷・くつずれ・皮膚の殺菌消毒』に用いられるものです。